今回は経済のお話を書きたいと思います。
経済と人の心理は密接に関わっています。
一見相容れないようなこの2つを絡ませて話を進めたいと思います。
日本は失われた20年から今だ立ち直りません。
それは、長く続くデフレの状態から抜け出せないことに起因しています。
ではなぜ抜け出せないのでしょうか?
これには様々な要因が重なります。
一つはグローバリゼーションが急速に進んだこと。
これは人口増加、そしてインターネットなどの技術が進化したことがあります。
このことによって、世界が近くなり、安い賃金で経済活動ができるようになりました。
このことにより、先進国の賃金が上がりにくくなっているのです。
そして、現時点では日本特有の問題かもしれませんが、人口減少と少子高齢化。
今の日本の仕組みでは若者が高齢者の医療や年金を負担することになります。
当然、少子高齢化は支える人口が減少していくことになります。
今回は、この少子高齢化による社会不安、将来不安について考えてみたいと思います。
この問題は、デフレを抜け出せない大きな要因となっています。
まず、高齢者を支える若者は、賃金が上がらず、貯蓄もなかなかできない。
当然、将来への不安も大きくなり、ますますお金を使いにくくなります。
そして次に高齢者。
こちらも将来不安からなかなかお金を使いにくくなります。
もう一つは、企業です。
企業も内部留保としてキャッシュを溜め込んでいます。
これもやはり、将来不安、そして需要不足により、投資しても将来のリターンが乏しいと思えばお金を使いません。
つまり、若者も高齢者も企業も「不安」が根強いのです。
デフレから脱却するためには、まずこの「不安」を解消する必要があるのです。
この続きは次回へ。
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インナーチャイム代表
ストレスクリアⓇトレーナー・コーチ/林 康司
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