今回は、投資の王道ツートップの「株式」「債券」以外の投資商品から「ゴールド」をご紹介します。
リーマンショックなど、経済危機が起こる度に話題となる「ゴールド」とはどんな性質があるのでしょうか？
・永遠の輝きを魅せる無国籍通貨、それは「ゴールド」
世界各国通貨を発行しています。
例えば日本なら「円」、アメリカなら「（米）ドル」です。
ここで少し、通貨とゴールドの関係について書きます。
現在の通貨とは、各国の信用で成り立っています。
信用が無ければ、その国の通貨は下落します。
それは1971年から始まりました。当時のアメリカ大統領ニクソンが、ゴールドとドルとの兌換を突如停止してしまったのです。
これが有名なニクソンショックです。
それまでは、国が保有するゴールドに合わせて通貨を発行することができました。
つまり、通貨とはゴールドに交換するための証書の役目を担っていたのです。
ゴールドの裏付けがあって初めて通貨を発行できたのです。
そう考えるとお金とは各国の通貨、それともゴールドどちらが本物なのでしょうか？
答えはありません。しかし、人の歴史の中で「ゴールド」は古来からお金として使われてきました。
国が破たんして、「円」「（米）」が暴落しても、ゴールドの価値は消えません。
ゴールドにはこんな魅力があります。
・ゴールドは株や債券のようにお金を生まない
例えば株式に投資したら配当金が出ます。債券も金利が付きます。
しかし、ゴールドそのものからはお金を生み出しません。
この点がゴールド投資の弱点といえるかもしれません。
ゴールドで利益を出すためには値上がりした時に売って利益を出すしかないのです。
・投資においてのゴールド本来の役割とは？
それではゴールドに投資する意味はあるのでしょうか？
大いにあると思います。株式も債券も会社や国が破たんしたら、紙くずになってしまう可能性があります。
しかし、ゴールドはどうでしょうか？
ゴールドそのものに価値があるので、無価値になることはありません。
つまり、ゴールドは価値の保存性が非常に高い投資商品と言えるのです。
そう考えると資産の一部をゴールドに投資することによって、資産保全することができるのです。これがゴールド本来の役割になります。
つまり、ゴールドは資産形成においての「保険」だと考えることができるわけです。
永遠に輝くゴールド。それこそがゴールドの価値だと言えます。
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