「お金」
これは現代社会において、衣食住を確保したり、豊かな生活をするために必要なツールです。
お金は、ほぼすべての人に関わるテーマだと思います。
お金は人を幸せにします。
しかし、時として人を不幸にしたり、人の人生を翻弄することもあるでしょう。
人生において切り離せないこの「お金」。
今回からこの「お金」から見る人の感情について書いてみたいと思います。
そもそもお金には実態がない
まず今回は、そもそもお金とは何か?を考えてみたいと思います。
そもそもお金とは、ほとんど実態のないものだと言っても良いと思います。
それは、お金歴史を考えると良く分かります。
もともとお金とは、ゴールド(金)でした。
しかし、ゴールドを持ち運ぶ大変さや、セキュリティなどの問題があり、徐々に貝殻などの代替物になっていきます。
そして徐々に貨幣や紙幣というものが存在し始めます。
1971年。
この年大きな転換を迎えます。
この年まで、お金(米ドル)はゴールド(金)と交換する、所謂ゴールドの代替品だったのです。
つまり、お金とはゴールドの裏付けのあり、お金=ゴールドと言えたのです。
しかし、1971年に状況は一変します。
時のアメリカ大統領のニクソンがドルとゴールドの兌換を停止したのです。
これで、ドルはゴールドの裏付けがなくなっていくのです。
そして、現在は通貨を発行する国の「信用」がお金の価値と言えます。
つまり、人が貨幣の価値を決めているのです。
ゴールドの裏付けもありません。
国の信用も様変わりします。そしてお金のレートも常に変動します。
そんな不確かなものがお金なのです。
ゴールドの裏付けがないお金は、一夜にして無価値になる可能性もゼロではないのです。
そんな実態のないお金。
次回以降「お金」と人の「感情」の関係性について書いていきたいと思います。
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インナーチャイム代表
ストレスクリアⓇコーチ/林 康司
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