「砂漠に水を撒く」という言葉があります。
いくらもらっても足りない。
そんな状態を例えた言葉。
つまり、いくら水をもらっても終わりがない。
常に水を欲している状態。
こんな話があります。
娘が、クラスで1番の成績を取りました。
母親は褒めませんでした。
「では、次は学年で1番になろうね」
そして娘は学年で1番の成績を取りました。
それでも母親は褒めませんでした。
「では、次は東京大学へ行こうね」
これでは終わりがありません。
いつまで経っても母親は娘を褒めることはありません。
似たようなことはよくある話です。
もっと上へ、もっと上へ。
この気持ちは向上心を持ち続ける上でとても有益です。
しかし、やがて疲弊します。
ではこの場合、どうしたら良いでしょうか?
まず、現状を受け入れることです。
現状の成績を受け入れる。
結果として、母親も娘も今の成績を受け入れていないのです。
やはり、ここでも「今ここ」の感覚が大切です。
今を受け入れる。このことがスタートなのです。
将来の成績をどれだけ意識しても満足は得られないのです。
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インナーチャイム代表
ストレスクリアⓇコーチ/林 康司
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